年初め Keynoteで 盛り上がる！

はじめは大西さんより、Macworld SF 2003で発表された12インチのPowerBookにちなんで、9インチの液晶ディスプレイを搭載した最軽量の初代PowerBook Duo 210（1993年発売、重さ1.9kg、458,000円）が披露されました。

このDuoはモバイル性を実現しただけでなく、Duo Dockというモニタや内蔵ポート類を搭載したドッキングステーションとつなげて、デスクトップマシンとしても使うこともできた画期的な製品だったことなどが紹介され、Macintoshの歴史のなつかしい一時をひも解いたような気持ちにさせられました。

あれから10年の月日を経て、重さは200gくらい増えたけれども、新しい12インチのPowerBook G4は2.09kgでフルノートと同じスペックを実現。価格も値ごろな229,800円になったことで、PowerBookファンにとっては良い年になりそうな予感です。

Macworldネタということで、基調講演で発表になった内容をおさらいしました。そのつもりはなかったんですが、二人で思い出しながら話をしていたら、漫才よろしくな感じになってしまいました。プレゼン資料がなかったので、言葉だけで説明しなければなりませんでしたので、けっこう大変でしたが、、、。

今回はリアルピープルキャンペーン、米国のリテールストアの話題、Mac OS Xの移行と対応製品が一気に増えたこととPro Toolsのデモ、Final Cut Express、iLife、Keynoteの発表。そしてノートブックとしては世界で初めて17インチの液晶ディスプレイを搭載したPowerBook G4、54Mbpsの通信速度を実現したAirMac Extremeが発表になり、最後に12インチのPowerBookも登場するといった、盛りだくさんの内容でした。

小ネタとして、永山さんからMac OSの「メモ帳」にクリソツな「MacNote」の紹介がありました。外観はまさにメモ帳そのものですが、Cocoaのテキストエンジンを使っているため、標準でルーラーやフォントスタイルなどもつけられるようになっています。

実際に現地で基調講演を観てきた河野さんが、新しいプレゼンテーションソフトウェア「Keynote」を持って帰ってきたので、おそらくユーザグループの定例会では初めて現物をデモで紹介となりました。

持ち帰ってきたのは英語版で、もちろんメニューなども英語のままですが、日本語の入力にも特に問題はないようで、すぐに表やグラフを作れたり、かっこいいトランジション効果に、会場は歓声と拍手の嵐！（作っている中身はどうでもよくなってました ^^;）

プレゼンテーションのQuickTime形式での書き出しでは、PowerPoint Xでの場合とは違って、再生するとちゃんと次のページで再生が止まり、クリックするとトランジションつきで再び次のページに移動するといった機能が盛り込まれており、より実用的であることなども紹介され、「これはイイね！」「プレゼンはしないけど欲しい！」という声があがっていました。

今回は新年会を兼ねる定例会ということで、軽めの内容としてLiFE with PhotoCinemaを紹介しました。撮った写真と好きな音楽を選んで、動きのパターンを選ぶだけで自動的にカッコイイ「フォトシネマ」が作れるというものです。

…と書いてしまえば簡単なのですが、今回は作成したフォトシネマを自分なりに修正するところまでを紹介しました。写真と音楽、そしてタイトルなどのテキストをどうやって組み合わせるかによって、ガラリと雰囲気が変わる様子を示し、最後にデモ用に仕込んだお笑いバカシネマを披露しました。

時間が30分ほどあまったこともあり、最後にSafariについてデモがありました。東さんが作成中のFlashサイトを例に、Flashプラグインの再生においてパフォーマンスが大きく落ちてしまう問題なども示されましたが、やはりIEよりもずっとサクサクと表示されるところは大きな利点だということが紹介されました。

今回は、佐野（ほっけ）さんが永山さんと発掘した、「TARA」という隠れ家的なお店で定例会兼BeerMUG新年会が行なわれました。今年もよろしくお願いしますということで、刀祢会長から乾杯の挨拶があり、皆なごやかな雰囲気で話に花を咲かせていたようでした。

3次会は深酒組とお茶組、そして佐久組（？）にわかれ、それぞれ楽しい一時を過ごしていたようでした。