まずは小ネタとしてeneloopを取り上げました。写真の通り、単3のニッケル水素電池です。最近三洋電機の環境重視戦略に乗って出てきた新型ニッケル水素電池です。特徴としては、自己放電の小ささが一番大きい点です。
ニッカドでもニッケル水素でも、充電式なのは便利で安上がりで良いのですが、使用する直前に充電しておかないと十分実力を発揮してくれないことがあります。これが自己放電の問題なわけです。要するに放っておくと機器の電源が入っていなくても、勝手に電池だけで放電しちゃって、いざ利用したい時に使えないわけです。eneloopは、これをアルカリ電池並に減らしたという物なのです。ですから、いっぺん充電しておけばいつでも、アルカリ電池感覚でちゃんと使えるわけです。この特徴を活かして、店頭ではすでに充電された状態で売られていますので、すぐに機器に入れて使い始められるようになっています。
容量は2,000mAhと、最新のニッケル水素電池から比べると2割程度少なめですが、アルカリ電池感覚で使えるのは便利だと思います。充電器付きの2本セットでも2,000円で売られているので、そんなに高くないですね。単体なら4本セットで1,500円弱、8本セットで2,500円弱です。ニッカド、ニッケル水素電池ならすべてそうですが、アルカリ電池の1.5Vと比べて若干電圧が低い(1.2V)ので、使えない機器というのもあるので注意は必要です。内部抵抗が小さいので、デジカメ等の電流を喰う機器には向いています。
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