国産のRAWデータ現像ソフト「SILKYPIX」の次期バージョンについて、最新の公開テスト版を紹介しました。すでにUniversal版になっていて、Intelプロセッサ搭載のMacで高速に現像処理を行うことができます。
このソフトの特徴は、現像パラメータ(設定)を細かく指定できるところにあります。細かく指定できるといえば面倒そうですが、通常は2、3項目を調整すればかなり良い絵が浮かび上がります。
次期版では、現像エンジンが一新されるのにともない、いくつかの新機能が搭載されています。特にお勧めなのは、「カラーモード」の設定で、美肌色やフィルム調といった納得しやすいプリセットが用意されていて、すぐに理想的な色合いを再現できます。また、「ファインカラーコントローラー」という機能とあわせて、色合いを簡単に調整できます。
従来はトーンカーブなどを使って経験を頼りに行う必要があった「コントラスト」の設定も、「軟調」「硬調」といったプリセットが用意されているので、非常に短時間で調整が行えます。もちろん、トーンカーブを使うやり方もできますので、スキルにあわせて調整方法を選択できる自由度が高い現像ソフトといえます。
RAW記録ができるカメラをお持ちの方は、まずは試してみましょう。きっと驚くことと思います。
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