暑気払い 音楽・写真に ムービーで

先月の長野谷さんプレゼンで紹介したLaCie製 Firewire接続スピーカが好評だった為、須藤さんがいつもの軽快なトークでプレゼンをしてくれました。

フランスからやって来たこの卓上スピーカ、パイプの継ぎ手かはたまたムーミン谷の住民みたいな形で「?」と思わせておいて、実はFirewireケーブル1本だけで給電・データ送信が出来てしまう優れものなんです。Macで使えば面倒なドライバのインストールも必要ありません。余計な電源アダプタが必要ないのでサイズぴったりの収納バッグを準備すればモバイルにもぴったり、机の上以外でも飼うことができます。

違いのわかる男の須藤さんが紹介してくれるだけあって音質もバッチリ、さらに内蔵してるオーディオ・インターフェースの再生周波数をMacのAudio MIDI設定で最高96kHzまで変更できるので、通常の44.1kHz再生との違いを聴き比べるなんて事も出来たりします。

外部音声入力を備えているのでiPodの外部スピーカとしても使えますが、その場合は別途何らかの方法で給電しないといけません。そんな時には旧iPod用のFirewire電源アダプタが使えることを須藤さんが発見。古い物でもしっかり保管しておきましょう。

深刻なコンセント不足に悩まされている方、外出先でもお気に入りのスピーカで音楽を楽しみたいという人達でなくてもお勧めのこのスピーカ、お値段は約12,000円です。ユーロ高が進行する前にお早めにどうぞ。

今月のオーディオ第2弾は新木さんがYamahaデジタルアンプキットを紹介してくれました。

PCの自作なら今どき珍しくないのですが、同じようにオーディオ界にもアンプにも自作キットがあるんですよ、皆さん知ってました? 自分好みの音を求めてあーでもないこーでもないと半田ごて片手に週末の僅かな空き時間を費やし、同好の士とグラス片手に熱い議論を重ねているのです、きっと。果物マークの米国製コンピュータ愛好家グループになんか似てますね。

新木さんが今回作成したのはYamaha製のパーツを使用したサンネット電子の DAY020というデジタルアンプです。このままだと基盤むき出しなので、更にこれをアルミ製のケースに収めて市販してもいいような外見にまで仕上がっています。

組み立てに必要なパーツを日頃から鍛え上げた秋葉原ネットワークを活用して秋月、千石 、マルツの各店で購入、アルミケースは東京ラジオデパートB1の奥澤1号店で手に入ります。

気になるお値段は合計約12,000円となかなかリーズナブルに収まっていますが、新木さん曰く凝りだすときりが無いので抑えたとのこと。パーツ単位で買い揃えていくとついつい良いパーツを買い揃えてしまうのは男の手料理や趣味の世界で実証済みです。コンデンサー1個 5,000円で安いと思った方は要注意です。

オーディオから話題も変わり、ありたさんのiLife '08とiWork '08の新製品紹介プレゼンです。

TMUG定例会の直前という絶妙のタイミングで登場したiLifeとiWorkを速攻レビューしてしまうありたさん、毎度ながらさすがです。さすがのありたさんも全機能を紹介するには時間体力観客の集中力が足りないと判断、それぞれの旧バージョンの使用者に挙手してもらってプレゼン内容を選択するという新メソッドを取り入れた結果、今回はiPhoto、iMovie、GarageBand、Keynote、 Numbersの5つに白羽の矢が立ちました。

新しいiPhotoに加わった新機能「イベント」を、この定例会で撮った写真を使ってさらっと例を見せる有田さん。いまいち理解出来なかったイベントとアルバムの違いがこれで解りました。文字通り出来事 (旅行や運動会など) を時間に沿って半自動で管理できます。手動で自分の選んだ写真を入れておくのがアルバムですね。最初に予想した以上に管理方法が変わってきそうな感じです。

名前以外はアイコンも含め全く新しくなったiMovieは賛否両論あるようですが、ムービープレビューの上でカーソルを動かすだけでムービーのプレビューができます。この辺りは今回の新製品での共通の操作方法なんでしょうか。AVCHDに対応したのも忘れてはいけません。

GarageBand の新機能「オーディション」を使ったデモに会場は大受けで、長野谷さんにやられてしまった方たちから三味線の追加を希望という声もちらほらと聞こえてきました。

毎回地道にアップデートしてくるKeynote、今回は写真を簡単にプレゼン素材として使える「スマートビルド」がお気に入りのようでした。

iWorkに新たに追加された表計算ソフトNumbersはExcel の直接の対抗馬ではないというのはPagesと同じで、計算結果そのものよりも結果を見栄えよくプレゼンしようというコンセプトに感じました。

毎度ながら思うのが、手に入れて数日しかないのによくここまで! という、ありたさんの使い込みっぷりです。睡眠時間はだいじょうでしょうかとあらぬ心配をしてしまいます。

最後にPiyoCastや高速富士山でお馴染みぴよまるソフトウェアの長野谷さんから「ぴよウルフ」キャラクタ商品の紹介がありました。

これはぴよまるソフトウェアのマスコットキャラ「ぴよウルフ」を隠れ蓑にして世界征服を...という訳ではなく、商品デザインと販売をサポートしてくれるデザインガーデン というサイトでぴよまるソフトウェアブランド商品の販売を開始したのであります。

長野谷さんにそれとなく確認したところ、ぴよウルフとは狼の皮をかぶったひよこなんだそうです。

第1弾はその名も「ぴよウルフたんぶらぁ」。括弧でくくらないとちと読みにくいでありますが、要は外周が透明なタンブラー用壁紙です。場を和ませてくれるナイスなデザインが職場や食卓にジャストフィットなのであります。

おお遂に登場したのか、と感慨にふける間もなく立て続けにマグカップとTシャツが登場、というなかなかのハイペースです。この勢いに乗ってぴよウルフアクションフィギュアも是非出してください、間違いなく購入するであります。

なにはともあれ、ぴよウルフたんぶらぁ片手に定例会参加がTMUGの流行に、なるかならないかは貴方次第です。