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2009年4月度定例会活動報告2009年4月12日

懐かしき 歌も可憐(Karen)に 変身す

2009年4月定例会のトップ画像(中)

ワイヤレス音声再生システム

FileMaker Proを用いた医療オントロジーについて

古い録音の曲を新しい録音風に編集(リマスター)する

Scootech電動原付

4月12日、関東ITソフトウェア健康組合大久保健保会館A+B会議室にて4月度定例会が行われました。
 今月は先月の反動か、須藤さんの圧倒的な機材の物量に圧倒されてしまったのか、ネタは少なめでしたが、須藤さんの2本とも聞き応えのあるプレゼンだったと思います。山本先生のプレゼンもコンパクトにまとまっていながら、なかなか興味深いお話でした。

(報告:TMUGウェブチーム)

ワイヤレス音声再生システム(須藤)

ワイヤレス音声再生システム

これは Appleの AirTunes機能を活用してより音質で音楽を楽しもうという主旨です。

Mac本体内蔵の Wi-Fiはインターネット等のネットワークに使うので別に USB Wi-Fiアダプターを用意して音楽専用無線として使います。Mac OS Xは複数のネットワークが使用可能なのでこの様な使い方ができます。今回使用した USB Wi-Fiアダプターには内部アンテナが2つあるので安定した送受信が期待できます。

Appleの AirTunes機能は、iTunesで再生される音声を Wi-Fiを通じてディジタル音声信号を AirMac Expressに送信伝送します。AirMac Expressに伝送されたディジタル音声信号自体がシステム内部でバッファリングされるので伝送にともなう劣化の補正が行われます。AirMac Expressから S/PDIF光ケーブルで出力されたディジタル音声信号を用意したD/Aコンバーターでアナログ音声に変換して音声を再生します。

ユーティリティソフトウェアの Airfoil を使用すると iTunes + AirMac Expressでしか使えない AirTunes機能が iTunes以外のアプリケーションからでも音声を AirMac Expressに送る事ができる様になります。また純正の AirTunes機能では Volume Logicが機能しませんが Airfoilを使えば Volume Logicを使った音声をワイヤレス送信できる様になります。

さらに複数の AirMac Expressへルーティングしたり、Mac自体を仮想デバイスとして音声を送信したりできます。

今回使用した Buffalo WLI-UC-G300N(USB Wi-Fiアダプター)は、Windows専用ですが内部に使われているチップのメーカー「Ralink」が Mac用ドライバーソフトウェアをリリースしていて、これの最新版を使うと Macで使用可能になります。

Airfoil Speakersを使うと別のパソコンを無線LANを通じて外部スピーカーとして使用できる様になります(Airfoilと共に使用します)Macintosh、Windows、Linuxの各種OSに対応 Freewareです。外部のMacで再生時に LaCie FireWire Speakersを接続すれば外部スピーカーとして鳴らす事ができます。


FileMaker Proを用いた医療オントロジーについて(山本)

FileMaker Proを用いた医療オントロジーについて

相変わらず「いろいろやってますね」と言われてしまいましたが、今回のプレゼンはオントロジーです。グーグルもそうですが、電子情報を分析するにはある程度、文章のもつ「意味」を解釈しなければなりません。電子カルテを検索するにしても、電子記載をある程度分析して、インデックスを作る必要があります。そこで、今回ご紹介したのは、症候群、例えば「発熱」という症状があるのか、無いのか、文章を解析してチェックするプログラムです。

困難な部分は、プログラム自体ではなく、こうした装置を設計、制作するにあたり、もととなる医療情報にアクセスする「倫理的」な許諾でした。倫理委員会をクリアし制作したシステムは、病院の電子カルテ記載200万件をもとに作成しています。

プレゼンでは、その作成方法と検証方法を紹介、結果として正確度95.4%を確保し、過去一年の外来集計結果を多変量解析し、なんらかの流行傾向を検出できる可能性があることを示しました。

プレゼンから1ヶ月もたたない昨今、新型インフルエンザの発生があって、フェーズ5に引き上げられました。実際に病院情報システムにこのプログラムを加え、電子カルテ保存10秒以内に解析、集計、グラフ化し、さらに一日6人以上インフルエンザ感染者が発生したときのパターンを多変量解析でもとめ、検出表示するOutbreak Surveillance UNIT(通称パンデミックセンサー)を実装し、実際に稼働していることをご報告いたします。


古い録音の曲を新しい録音風に編集(リマスター)する(須藤)

古い録音の曲を新しい録音風に編集(リマスター)する

古い時代の音楽は懐かしくありますが現代の楽曲と並べて再生するとその違いが意外と気になります。そこで古い録音の曲を新しい録音風にするデモを急遽、行いました。

Digital Performer 6.0.2を使って音声を編集(リマスター)しました。Digital Performerは各種(付属や別売り) Audio Pluginを使って様々な効果を加える事ができます。編集の手順として先ず MasterWorks EQで音声の特定の音域の音量を調整します。今回はヴォーカルの音を少し調整しました。BBE Sonic Maximizerで音の明瞭度を調整します。仕組みは時系列処理や位相処理、帯 域別処理といった巧みな方法です。iZotpe Ozone 4はマスタリングに必要な各種機能を備えていますが今回はトータル・リミッターとして最終的な平均音量を制限調整する事で音量感を適度に揃えつつ持ち上げました。

RNDigital INSPECTOR XLは音声の各種特性(周波数分布、音量、時系列変位、位相)を表示します。これはチェック用なので音色自体には変化を与えません。

今回は例会参加者の方から音声ファイルを提供して戴きそれを題材に実演しました。


Scootech電動原付(永山)

Scootech電動原付

残りにちょこっと時間があったので、お買い物紹介と言う事で、先日入手した電動の原付を紹介しました。

中国では生活レベルが上がって自転車から大挙してバイクに乗換えて排ガス対策が大変になる事態を怖れて、電動スクーターを優遇する政策をとっているそうで、今や2000万台もの電動スクーターが走っているそうです。多くは自転車にもなる350W程度のものらしいですが、その中でも輸入元のScootech Japanの社長が厳選して、トップメーカーの製品を持ってきたそうです。

とは言え中国製ですので、価格もリーズナブル。輸入元の値付けが良心的なこともあると思いますが、他の同様のもっとカッコ悪い電動バイクが18万くらいするのに対して、138,600円と普通に原付を買う値段と変わりません。電動アシスト自転車でもリチウムイオン電池の高いものはこれくらいしますよね。(ちなみに、これはディープサイクル鉛バッテリー搭載です)私の物はステッカーを特別にカッティングシート仕様にしてもらったので、もうちょっと高くなってしまっていますが、Scootechオリジナルのカラーリングも相まってなかなかカッコいい原付になっていると思います。

最後に、5/17のお台場のTOKYO CULTURE CULTUREでのエンジニアカフェというイベントに出ることになったので、そのお話もちょっとさせていただきました。


●関連リンク


WLI-UC-G300N

(Buffalo)


AirMac Express

(Apple)


DEQ2496 Ultracurve Pro

(BEHRINGER)


VDA-1000

(Vestax)


101MMSTAGE

(BOSE)


Airfoil 3.2.7

(Powerful Wireless Audio)


RT28xx 1.3.0.0

(Ralink)


Airfoil Speakers

(Powerful Wireless Audio)


Link.FireWire 4x6

(TAPCO)


Digital Performer 6.0.2

(MOTU)


Sonic Maximizer


Ozone 4

(iZotope)


INSPECTOR XL

(RNDigital)


Scootech Japan


Scootechカテゴリー

(日々是自作)


電動バイクの巻

(日経ECO JAPAN)


エンジニアカフェ

(encafe/TOKYO CULTURE CULTURE)


encafe


TOKYO CULTURE CULTURE

(Nifty)


●今月のプレゼンター

▼須藤さん

須藤

▼山本さん

山本

▼永山さん

永山

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