昨年末から約5ヶ月かけて設計・試作・そして作成した自作スピーカが完成したのを機に、ご紹介デモをやってみました。
MacBook のiTunesで再生して、Macから光デジタルで出力し(Audio MIDI設定で96kHz 24bitにアップして出力)、それを真空管バッファ付きのDACで更に192kHzへアップさせてからアナログ変換、パワーアンプは30年間に自作した2A3シングルエンドアンプ(直結・無帰還)と、新旧混在の構成です。そして、自作スピーカの”Chord”はWavecor社の最新ユニットを使った 2wayで、エンクロージャは独自のTボーンフレーム構造でフィンランドバーチと樺の薄材を使用し、塗装は合成漆塗料です。また、ウーファには Accoustic Loaderと呼んでいる開放型のホーンロードを付けトランジェントを向上させています。ツィータはウーファの正面に配置することで、いくつかの効果を狙ってます。
試聴タイムでは、Yo-Yo Maのチェロや、ボーカル男女をお聴きいただいた後、TMUGのメンバーさんからお勧め曲を聴いていただきました。
- 黒滝さんのお気 に入り、作品の製作時にもお聴きになるそうです。Piazzolla: Milonga Del Angel (Soul Of The Tango - Yo-Yo Ma)
- 河野さんよりリマスター版のCDを頂きました。Love in Vain (Let It Bleed - The Rolling Stones)
- BeerMUGで太田さんより「これは危ないヨ」と紹介していただきました。Frevo Rasgado(Live): ( Friday Night In San Francisco - Al Di Meola, John McLaughlin, Paco De Lucia)
- ご存知「CDが出来るまで」のネタで紹介された須藤さんがレコーディングされたCDです。カフェ・モーツアルト・ワルツ (ツィターに恋をして - 河野直人)
- ネタ予告に大座畑さんからメールでリクエストいただきました。Tout tout pour ma chérie (Michel Polnareff)とLa plus belle pour aller danser (Sylvie Vartan)
音の方は、今まで鳴らした中で最大の人数だったので、これまでで最大の音量でデモしましたが、自作ス ピーカのパッシブラジエータが大音量では想定外の効き方をするのと、高円寺の会場は以外にライブだったので、低音がブーミーで沈んでしまい、焦りました (汗)。バランスよく鳴らすのはなかなか難しいものですね。でも、極数名の方から持ち前の特長であった「弦の響きの出方」について好評をいただき、これを 聞いて「作った甲斐があった」とホッとしました。また、「真空管もいいですね」とのコメントもありがとうございました。
Ustream動画
|