10年以上前に撮影したアナログの8mmビデオやTVを録画したVHSが劣化しないうちにDVD-Rに保存しようと思い立った。
機材がないのでメディア変換サービスを使った。Googleで簡単に見つかるサービスは15分で3000円とか結構高いので、ヤフオクで「ビデオ DVD 変換」で検索すると出てくるサービス(たとえばこれ)を見つけて60分500円でDVD-Rに焼いてもらった。
とりあえずこれで目的は達したのだが、やはり嫁ぐ娘に渡したいとか思うと編集したくなるのが人情。当然iMovieでとなるのだが、iMovieにしろFinal Cut ExpressにしろDV形式による編集が必要。実はすべてのQuickTime MovieはiMovieで読み込んで、内部的にDV形式に変換できるのだがDVDはMPEG-2ベースのVOB形式。QTは標準では残念ながらMPEG-2をサポートしていないし、有料のQuickTime6 MPEG-2再生コンポーネント(2520円)を使うと一応VOB形式は読めるようだが、実際やってみると、頭の数秒しか再生されないとか、音声トラックが読み込まれないとかの不具合がある。(DVDレコーダに原因があるのかもしれないが)。フリーソフトやシェアウェアでVOBからDVへの変換ソフトをいくつか試したがやはり同様の現象。うまくできたソフトもあったが、ビデオと音声を2回に分けて取り出す必要があったりして、やはり不便。
そこで探し出したのがMiraizonの 「Cinematize 2.0」。これならば、VOBファイルを含むVIDEO_TSフォルダから任意のタイトルやチャプターの全体または一部を取り出し、DVベースのQT形式に変換してくれるのである。
これで、一件落着と思いきや、今度はiDVDでの書き出しで困ったことを発見。iDVDでは外付けのDVDドライブを認識しないのだ。これは、実は周知の仕様なのだが不覚にも知らなかった。これではApple Storeで買ったLacieの8倍速書込のドライブが無駄になる。
今度は「iDVD external drive」をGoogle検索。ラッキーなことに最初にヒットしたサイトに解決策が見つかった。ここからダウンロードしたファイルをホームディレクトリにコピーしてから、iDVDでControlを押しながら「DVDを作成」を選択すると、外付けのドライブまたはディスクイメージへの書込が選択できるようになった。こうなればまずディスクイメージを作成して、Lacieのドライブに付いてきたToast 6 Titaniumを使うのが正解。
以上でめでたく、いろんなビデオソースを自由に加工して、外付けのDVDドライブへ書き込む方法が確立できた。
例会で使ったスライドをここにアップしたので、興味のある方はご覧ください。
<補足>例会では、「iMovieはDV形式しか読み込めないのでQT Player ProでDVに変換する」と説明しましたが、実際は上記のようにQTムービーを直接DVに変換して読み込むことができます。ただし、ムービーの一部だけ取り込みたいのであれば、やはり事前にQT Player Proで編集したほうがよいでしょう。
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