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2006年10月度定例会活動報告2006年10月14日

硬軟と クリエイティブな 秋の夜

2006年10月定例会のトップ画像(中)

自作自慢3

デジタルフォトマネジメント

10月14日、代々木八幡区民会館・3階和室にて10月度定例会が行われました。
今回は久々に夜間&和室で、時間も短かったのでネタは2件と少なめでしたが、それぞれ濃い内容となりました。

(報告:TMUGウェブチーム)

自作自慢3(永山)

自作自慢3

8月の蛍光表示管、9月のEGX-300に引き続き自作自慢です。

今回は、先月到着したばかりでまだまだ使いこなしが十分でなかったEGX-300にもだいぶ慣れて来たので、いくつか作成した物を紹介しました。蛍光表示管も専用基板を作ってグレードアップして来ました。前にもお話ししていた通り、スケートの大会の審査結果表示に使おうとしていたんですが、実際に会場に持ち込むとあの程度の大きさでは小さすぎてボツになってしまいました。

そこで、気を取り直して作ったのが写真のニッチ電卓です。審査員は5人、評点は1〜7点と決まっているので、その総計を素早く計算するためだけの電卓です。0点、8点、9点は無いので、10キーすらありません。点数入力キーと、オールクリア、一つだけ消すクリアエントリの9キーの電卓です。もちろん加算しか必要ないので、演算キーもありません。その代わり、5人の審査員の点数が全部表示されるので、キーインの間違いはすぐに発見できるようになっています。入力するつど総計もリアルタイムに表示されます。TMUGの前に大会があったんですが、大活躍してくれました。

いちおうこれが最新作なので、現在のノウハウが結集された作品ってことになりますね。スイッチについているクリアのつまみも、アクリル板から削り出して作成してはめ込んだ物です。かなりカッチリはまる精度のものができちゃいました。これにもビックリ。


デジタルフォトマネジメント(有田)

デジタルフォトマネジメント

今回は、「デジタルフォトマネジメント」というテーマで、おすすめの関連製品を紹介しました。

ひとつめに紹介したのは、カラーマネジメントに関する製品で、「huey(ヒューイ)」という製品です。hueyは、製品や個体ごとに色合いが異なるディスプレイの色補正をするためのツールです。従来のプロ向け製品に比べると、安価かつ簡便なツールですが、環境光なども考慮して補正するため、より適切な色合いで画像データを見ることができるようになります。

適切な光源、カラープロファイル設定、プリントプロファイルと用紙の組み合わせ、高性能なRAW現像ソフトウェアなどを選んでも、ディスプレイの色がずれたままでは意味がありませんので、コンシューマ向けの製品が登場したのは喜ばしい限りです。

なお、Intel Mac対応ドライバも、メーカーサイトからダウンロードできるようになっています。

ふたつめは、RAWデータの管理について取り上げ、市川ソフトラボラトリー社の「SILKYPIX Developer Studio 3(シルキーピックス デベロッパー スタジオ 3)」を紹介しました。SILKYPIX 3は、今年5月の例会でも開発中の公開ベータ版を紹介しましたが、ファイナルになってユーザーインターフェースなども劇的に使いやすくなりました。

5月に紹介した時点から追加された点として、まず「テイスト」機能があります。これは現像のパラメータをプリセットにしたもので、メーカー8種類のテイスト用意されています。また、ユーザーテイストも保存することができるので、よく行う調整パターンを保存しておき、写真にあわせて各パラメーターで微調整を加えるといったことも可能です。

次に、RAWイメージのみならず、JPEGやTIFFイメージも扱えるようになりました。一部制約があり、RAW現像処理に固有の操作はできないのですが、これまではRAWファイルしか処理できないのがSILKYPIXの弱点だったので、利用範囲が大きく広がりそうです。

この他にも、新しいシャープネス処理をはじめ、細かな改良が多数加えられており、非常に手軽に納得いく現像処理ができるようになったというのが個人的な印象です。フリー版、試用版も配布されていますので、ぜひ一度触ってみてはいかがでしょうか。

最後に、写真データの総合管理ソフトウェアとして、今回のメインとなる「Aperture(アパーチュア)」の紹介を行いました。Apertureは、先日、ドイツで行われた写真の総合展示会にあわせ、バージョン1.5が発表されたばかりで、待望の日本語対応も行われました。

既存のApertureユーザには無償アップデートが提供されているので、マイナーチェンジかと思いきや、RAW現像、カラー補正、データの管理の機能など、至る所に変更が加えられており、大幅に使いやすくなりました。

特に便利なのが、写真データを外部ディスクに保存し、「参照」できるようにする機能で、ローカルにはプレビュー・共有用データを残しておけるので、ハードディスク容量が大きくはないモバイル環境においても、大量の写真データを扱えるようになりました。

さらに、この機能を使うと、外部のデータは通常のフォルダ/ファイル構成になるため、気になるRAWデータだけをSILKYPIXで別途現像するなどの組み合わせ技も可能となる(SILKYPIXもApertureも現像データは別ファイルとして持っている)ため、利用範囲が大幅に広がります。

また、プレビュー・共有用データを持つようになったことで、動作が全般的に軽くなり、特に検索などを行う際に著しく体感速度が上がりました。MacBookでもかなり快適に使えるようになったという印象です。

新しいカラー補正ツールも使いやすく、Photoshopでは「色相・彩度」、SILKYPIXでは「ファインカラーコントローラー」という機能がありますが、それと似たような機能で、6つの色域の色合い、彩度、明度を個別に変更して、目的のイメージに近づけることができるようになりました。

他にもすべてのIntel Macに正式対応したこと、補正プリセットを作成できるようになったこと、iWork、iLifeとライブラリが共有できるようになったこと、新しいエッジシャープが搭載されたことなど、あらゆる面で強化されていて、他にはない優れた写真管理ソリューションになっていると実感しています。

なお、Apertureは「JPEGと同じように簡単にRAWを取り扱える」のがキャッチフレーズになっていたので、扱えるデータはRAWデータだけと思われがちですが、JPEGなどの取り扱いも可能ですし、iPhotoからのインポートもできますので、これまでiPhotoを使っていて、もう少し凝ったことをやりたいと思った方のステップアップにもなると思います。


●関連リンク


日産スタジアム・インラインチャレンジ

(日本インラインチャレンジ協会)


日本インラインスケートスラローム協会

(JISSA)


EGX-300

(Roland DG)


Aperture

(アップル)


SILKYPIX 3

(市川ソフトラボラトリー)


huey

(恒陽社)


●今月のプレゼンター

▼永山(ながやま)さん

永山(ながやま)

▼有田(ありた)さん

有田(ありた)

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